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第四章 三羽の小鳥(1)「エリート」(3/3)
雑多な人種、国籍の移住者で構成されているイスラエルでは建国の中心となったアシュケナジムはエリートである。とりわけ「エリート」の一家はWASPと呼ばれる飛びきりの上層階級である。普通WASPと言えば米国東海岸のエスタブリッシュメントの代名詞「ホワイト(W)・アングロ(A)サクソン(S)・プロテスタント(P)」のことであるが、ここイスラエルでは「ホワイト(W)・アシュケナジ(A)・サブラ(S)・プロテクシア(P)」の略称である。サブラとはイスラエル建国のために最初に移住した人たちのことであり、いわばメイフラワー号で米国に上陸した移民家族のようなものである。そしてプロテクシアとは人脈があることを意味する。
仲間から「エリート」と呼ばれるのは、彼がこのような華麗な血脈と人脈をバックにしているためである。
(続く)
荒葉一也
(From an ordinary citizen in the cloud)