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(アラビア語版)
第33章 虚空に消えた「ダビデの星」(1)空中給油を強要される三番機(3/4)
米戦闘機の後に従いつつ揺れ動く心に気を取られていた『アブダラー』は我に返り窓外を見た。黒い巨体が頭上に迫っていた。
先導役の米戦闘機が並走態勢に戻り、給油機が覆いかぶさるように彼の戦闘機の上にせり出し、腹部から給油パイプを空中に伸ばし始めた。
「本給油機は我が国がイスラエル空軍に売却したものと同じ型式だ。従って通常の訓練の要領で給油を受けよ。」
(続く)
荒葉一也
(From an ordinary citizen in the cloud)