(原題) How Israel’s use of AI in Gaza has transformed warfare and the ‘automation of apartheid’
https://www.arabnews.com/node/2624225/middle-east
2025/11/27 Arab News

膨大なデータベースから作成された殺害リスト、標的を追跡する顔認識カメラ、機関銃を搭載したドローン。イスラエル軍の人工知能(AI)システムは、ガザ紛争において中心的な役割を果たしている。データ処理と爆撃目標生成におけるAIプログラムの容赦ない効率性に加え、人間による監視が不十分だったことが、民間人の死傷者数が極めて多くなった一因とされている。
戦争中に自動化と機械学習が大規模に活用・開発されたことから、軍事専門家は、世界は今、将来の戦争のあり方における転換点にあると結論づけている。パレスチナ人にとって、このAI主導の紛争の遺産は、目先の死と破壊の痕跡にとどまらない。これらの技術は、多くの人が「自動化されたアパルトヘイト」と呼ぶものを定着させる可能性が非常に高い。
イスラエルは長年にわたり、ガザ地区とヨルダン川西岸地区から膨大な情報とデータを収集してきた。しかし、2014年と2021年にガザ地区でパレスチナ武装勢力と戦った際、イスラエル空軍は攻撃目標を使い果たした。
英国王立統合安全保障研究所の研究アナリスト、ノア・シルビア氏は「彼らは戦争中、保有するあらゆる物、そして特定できるあらゆる物に攻撃を仕掛けていたため、攻撃目標が尽きてしまった。そこで彼らは、次の戦争に備えて攻撃目標のデータベースを作成した。必要に応じて攻撃できる数万もの目標のデータベースである」と、アラブニュースに語った。
イスラエルの精鋭サイバー戦争機関「Unit 8200」の司令官を務めていたヨッシ・サリエル氏が2021年に出版した著書は、AIがこうした標的バンクの作成において果たす役割について、冷酷な示唆を与えている。「戦闘前に8万もの関連標的が生成され、戦争中には毎日1500もの新たな標的が作成される様子を想像してほしい」と、サリエル氏は著書『人間と機械のチーム』の中で述べている。この本は、AIが戦争のあり方をどのように変革するかを描いている。
(続く)