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(アラビア語版)
Part III:キメラ(Chimera)(2)
第63章 隕石に乗って地球にやってきたウィルス(1)ギャラクシーの誕生(2/3)

創造主はウィルスをギャラクシーと名付け、DNAの一部に行き先を書き加えて宇宙に解き放った。ギャラクシーは無重力かつ絶対零度の宇宙空間で自分の名前も行き先も知らないまま安住の地を求めて広大な宇宙を漂流するのであった。
冬眠状態のウィルス自身は己の行き先を知る由もなく、ただ創造主にその身をゆだねた。否「ゆだねた」という自発的意思表現は正しくない。創造主はギャラクシーの行き先はおろか、目的地への到達手段、目的地に着いて冬眠から目覚めた後の行動などすべての情報をDNAに書き残したのである。創造主が指定したギャラクシーの行き先、それは生命体のある天体であり地球はその一つであった。
(続く)
荒葉一也
(From an ordinary citizen in the cloud)